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2012.11.20

太陽礼拝について

201012131_2

↑ 管理人Keikoが参加した時の大晦日 108回 太陽礼拝の様子 Mody&Mind Yogaにて。
黒い影がわたしです。 苦笑)    
ちょうど私の後ろから ゆめさんが撮影して下さいました♪

12月の足音が聞こえてくる頃となりました。 この頃になるとよく耳にする「大晦日 108回太陽礼拝」。

ヨガをやる人や、ヨガ教室では大晦日に太陽礼拝を108セットやりましょうという企画が珍しくありません。 
108というのは 除夜の鐘と同じ数。 人間の煩悩の数だと言われています。 
太陽礼拝を108セット やるって どんなん?

そもそも太陽礼拝に1セットで 12のアーサナが入っているので、1セット行うだけでも 真剣にやるとそこそこキマすし、 ハァハァ・・・ヾ(;□;) だったりします。
管理人Keiko も参加したことがありますが、3時間はかからなかったような気がします。
でも2時間 長いだろ!!

ところで先日、タイムリーに太陽礼拝に関して大変 おもしろい記事を読みました。

Dsc01704_2

キャンドルの中で行うヨガ
1セット終ったら、硝子玉を器に入れて行く。
全ての硝子玉が器に移った時にシャバーサナへ・・・

太陽礼拝 スーリヤ・ナマスカーラ Surya-Namaskara   

起源はいろいろとあります。

①叙情詩「ラーマーヤナ」の主人公 ラーマの武術の師であるヴィシュワーミトラ仙が考案したという説

②ラーマの家来である猿神ハヌマーンが発明し、師である太陽神に捧げたという説

③最高の礼拝法であるアシュタンガ、現在でも広くチベットで行われている五体投地礼を時輪としての思想にもとづいてアレンジされたもの

おそらく、③が一番有力かと思われているようです。

以下は1つ1つのアーサナについて解説されています。

①ヴェーダ時代(紀元前1000年頃)の元旦は冬至。太陽は全ての恵み。
日照時間の最も短くなる日は太陽の命日であり、誕生日でもある。
人々は凧をあげ、祝福し、神の与えてくれる暖かさや恵み、夜の恐怖より解放してくれる光の眩しさに感謝を抱く。

= タダアーサナ ・山のポーズ
太陽に向かい、垂直に大地に根を下ろしたかのように立つ、そして 感謝を込めて合掌。

②1月の半ばを過ぎると季節は春めいてくる。 空気が柔らかく優しく人を温めゆるめてゆく。

= アルダ・チャンドラ・三日月のポーズ
合掌手を上部に引き上げ、そのまま上体を反り、胸を開き、優しい光と空気を体前面で受け取る。

③駆け足で夏がやってくる。インドでは苦吟の季節の始まり。雨は降らず、井戸は枯れ、草はしおれる。

= パーダハスタ・ 立ったまま前屈、足に手をつけるポーズ
大地は乾ききり、生気を失った様子。上体をがっくりと倒すことでそれを表す。

④ヴェーダ時代は、牡牛を生贄として雨乞いの儀礼を行った。牛の鳴き方は雷鳴に似ていると言われる。
現在もカトマンドゥでは水牛を呪術に使う。

= ヴィリシヤ・牡牛のポーズ
前を見据え、力強く人々を救う神々しいまでの牛。

⑤暑さゆえ、多くの人々が命を落とす夏。
尸林(しりん。お墓ではなく使者を置いておく広場。獣が死体を食べるところ)にたむろする犬は死のシンボルである。

= ダウンドッグ・下をむいた犬のポーズ
死体をむさぼる犬。

⑥この暑さもスコールをともなうモンスーンの季節を迎え、万物は蘇る。雨期の始まりである。 待望の雨。
人々はできる限りの最高の礼をもって感謝を表す。

= アシュタンガーのポーズ・八体投地のポーズ
体の8カ所 顔、胸、両手、肘(腕?)両膝、両足 を地面につけて雨神に感謝を表す。

アシュタは数字の8を表し、アンガ=枝。
この場合は「8」に関連するアーサナで ヨガの流派のアシュタンガヨガというというのとは、また違う意味があると思う。 
流派のほうは 「ヨガを行う上での八道」の意味がある・・・と 別の著書で読んだ。

⑦死を装っていたものが、雨の恵みで一斉に命を思い出す。新緑が芽吹き、乾期の間、眠っていた蛇、蛙が地中から出て来る。

= プシャンガーサナ・コブラのポーズ
雨期になると蛇が地面から這い出てくる。蛇は力強い生命力の象徴。 コブラはやっかいであるが、時期を同じくして、コブラの解毒作用のある草も生えてくる。

⑧尸林で肉をむさぼっていた犬も出産の時期を迎える。 
死の象徴であった犬が一転、生の象徴となる。

= ダウンドッグ・下向きの犬のポーズ

⑨芳醇な雨はは農地を柔らかくし、人々は牡牛によって畑を耕す。稲作もモンスーンの一部である。

= ヴィリシャ・雌牛のポーズ
力強く神々しい牛。
④の牛とは異なり、田を耕し、食料をもたらす別の神の象徴としての牛

⑩秋。稲、麦はすくすくと成長する。

= パーダハスタ・ 足に手をつけるポーズ
シャクティ(生命力)の座である、腰、尻を上にあげることで、穀物の成長を表す。

和風に言うならば、「実るほど 頭を垂れる稲穂かな」という感じか

⑪吉祥の女神、ラクシュミーに捧げる光の祭典がおこなわれる。

ラクシュミー関連の記事を書いた事があります・・・ → リンク
家々にはこの女神を招き入れるための飾り棚が並び、人々は幸運に満たされる喜びを体いっぱいに感じる。

= アルダ・チャンドラ 三日月のポーズ
喜びを体で受け止め表現する

⑫そしてまた冬がやってくる。太陽は1年の力を使い果たし、人々を凍えさせる。太陽を期待して様々な儀式が行われる。 深い祈りをこめて。

= 再びタダアーサナ 山のポーズ そして 合掌 

これで1年が終る・・・ 

・・・という解釈ならば 太陽礼拝は 1回でよいのかしらん?? 笑)

だって1年じゃん??

インド仏教が最後に行き着いた思想は「時輪」 じりん
連続ポーズである太陽礼拝は 大宇宙の時間のサイクルの中の1年をアーサナで感じながら得て行くものでえある。

・・・「図説 ヨーガ大全」 伊藤武著 より引用させていただきました。

以下は私の見解だけど、⑥の八体投地→⑦のコブラのポーズは、身体の伸縮が逆に。アーサナも ここを境として ダウンドッグ、牛、上半身前屈、三日月・・・と また戻って行くのだが、これは、最初の4ポーズと全く形は同じにも関わらず、 意味としては全くの正反対。
これは自然界の中の陽と陰を表しているのかな。

今まで 何度も行って来た 太陽礼拝。一時は、早朝に5セット位やっていた時期もありました。

でも・・・ 私、起き抜けの太陽礼拝は厳しいんですっ腰が痛くて・・・(苦笑) 常にぎっくり腰手前なので、できない・・・

なんとなく、

「順番があやふやだ」

「何がなんだかわからなくなる」

そんな方は この 時輪をイメージしつつ

「今、私は死人を食らう犬よ」(怖)

「草は枯れてしまった」

「コブラが出て来たし」

とか、イメージを思い描きながらやってみるといいかもしれません。 

いや、「無」なほうがいいのかな・・・

人によって感じかたはそれぞれでしょうね。笑) 落とし込んで行くと 頭が真っ白になってくる瞬間もありましたし。

「先生、今、玉 入れ忘れたのでは???」 という邪念が浮かんだ時もあったり 笑)

だって人間なんだもの。

ちなみに 私は子ども達がもう少し大きくなってから、 また参加しようと思っています。 
今年も、紅白とか家族で見ながら・・・という大晦日になると思います。笑)

老後の楽しみにとっておきます。

 

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