H保育園 発達のお子さんの会ヨガ
10年前は、まだ今ほど、障がい児に世間は優しくありませんでした。 面接に行った幼稚園、保育園では全部お断りされました。
「おむつが取れないと幼稚園は無理ですよ」
「保育園は共働きのご家庭のものです。お母さんは働いていますか?」
毎日、息子と療育に母子で通園、他の日も通院や訓練に行く母親がどうやって働けというのでしょう。
社会から私達親子は 落ちこぼれだと言われているようで本当に辛く、息子を抱っこして、年子の娘を背中におんぶして、市役所や面接の幼稚園から泣いて帰って来ていました。
創立時からインクルーシブ教育(健常児と障がい児を隔てずに保育する)をしてきた保育園さんに出会い、うちの息子も10年前、お世話になり、療育園では得られない体験を日々、させてもらいました。 こちらでは在園児から卒園して成人のお子さんの家族が会員で、今日も1歳〜26歳のお子さんのママがお集りでした。
保育園のサンルーム
南向きで木々の緑が優しい とても素敵なお部屋。 パパ様が2名ご参加でした。
発達のお子さんのヨガを・・・ということで お話をいただいたのですが、 親御さんが全員がヨガって初めて! とのことで ご自分が体験してみたいというお声があがったので 体験会となりました。
今日はAya先生と Mihaya先生。 素敵なヨガの時間にして下さいました。
静かなヨガをベースに、途中から ペアヨガ、そしてまた静かなヨガの時間へと。
ヨガ後は、質疑応答
「呼吸の大切さはわかったけど 日常でどう意識していったらいいのかな?」
「ストレッチとは どう違うの?」
「いろいろな流派ややり方があるの?」
命がけでお子さんを産んだママさん。
その時の後遺症を今もひきづっておられます。
ずっと鍼灸を受けているのだそうですが、ヨガの後は鍼灸の後のようにスッキリしたとのこと。 鍼灸でも、針を打った後、呼吸を入れている時と入れていない時は感度が違うそうですよ。
身体に優しい食材、お米、大豆、作業所さんが作ったケーキやクッキーも販売しています。
なんか、ヨガと相まって、フェスティバルみたいだよね 笑)
今は保育園の事業から、ヘルパー事業や、障がいのある子ども達の放課後の居場所作り、アートスペースで作った作品の商品化など、一歩一歩、長い時間をかけて歩んでおられます。
ハンディキャップヨガも 始めからこういう形ありき・・・ではなくて、お互いでいいヨガの場の提供ができるように、進んだら・・・と気付かせてもらいました。
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