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2013.10.30

「自立活動 ヨガ的アプローチ」教師研修会 その後

夏に養護学校の教師向けにハンディキャップヨガの研修会を行いまして、→ リンク 
その後の話し・・・ まずはちょっと 専門的な話しになりますが。

訓練には

PT(理学療法)=主に身体全体の訓練。歩行、立位、座位、身体の大きな動かし方。
OT(作業療法)=主に手指の訓練。日常生活に動きをどのように取り入れて行くか
ST(言語療法)
=言葉の訓練。

大きく3つの分野がありますが(他にも個人レベルでは色々ある) 「訓練」は医療に準じているので、
学校では行うことができません。 訓練も、ドクターからのオーダーによって処方されるのです。

ということで 養護学校では「訓練」ができない代わりに 訓練の要素を盛り込んだ個別の時間 

「自立活動」という時間を設けています。 毎日45分行います。

自立活動は、

・息子が前に通っていた横浜のように、「自立活動部」という専門に構成されている学校や、
・複数の担任の先生が日替わりで担当する学校

と、学校により違っています。

専門部がある学校のメリットは何よりも ゆったりと充実していることや、担当の先生は担任を持たずに
1年間、自立活動に所属しているので専門性が高いと言えます。

一方、担任の先生が担当する場合は、生徒1人1人を、学校生活の中でトータルに支援する為に必要な要素を
よくわかっておられるので、日常生活のQOLがあがる・・・
さらに、息子の学校では 複数の担任、全員が担当するので、複数目線でその子を見ることができます。

どちらもいい面があります。 前置き 長いね・・・

ということで、訓練とは違って、自立活動はとっても自由 先生の裁量です。

そこに ハンディキャップヨガを通じて 「ヨガ的なアプローチ」 を 取り入れて行こうよ! 

というお声をいただいたことからの研修会でした。

研修で学んだ・・・とは言え、なかなか 何からやろう? 
おっかなびっくり・・・というのが 先生の本音だったりするのだけど・・・

うちの息子なら なんとかなるさ! 笑)
痛ければ痛いって言うし! 慣れてるし! ということで日々、あれこれ挑戦して下さっています。

先日、様子を見に行きました♪

Dsc05116
まずは、担任の先生 ご自身が すっかりご自分でやり方を落とし込まれた

「コブラのポーズ」 からの 後屈。 いつも 肩と首がすくんで前屈みな生活をしている息子には、いいポーズです。
息子も これには慣れているので、得意顔

ただ 先生が  1、2っ、さーん、 2、2っ、さーん  

・・・と 元気よくカウントしていたので、

ぜひとも、ヨガ的には呼吸を深めていただきたいところです 笑)

この時に 温泉タオルでは短いし、2本を繋げると結び目が痛いし、マフラータオルでも
まだ こんな感じなので、何か いいものを使いたいね という話しになりました。

只今、オリジナルを考案中 → リンク branch工房さん 「プロップス ストラップ」

障がいのある方の場合は、

●少しの身体の向きで脱臼をしたり、痛かったり、初めて取る姿勢がとても不快だったりする・・
ことがあるので、細心に気をつけなければなりません

●ストラップ(紐状のヨガの補助具)を使う場合、体重の負荷が大きくかかりがちなので、
加重、かかる箇所には よくよく注意の必要があります。

●「普段 取らない姿勢をとる」 ということも大切にしていますが、姿勢によっては、
呼吸状態が辛くなる方もおられるのでその点も注意です。

・・・ そんな話しを先生方としました。
そう思うと ハードルが高くなりそうですが、そこは 毎日、子ども達と接している先生・・・
まあ、ある意味、家族より長い時間を接してくれている先生方なので、その点は、
私達のほうが教えていただく点は多いかもと思います。

障がいのあるお子さんにヨガを・・・とは思いますが、実際は私も、一番身近に居る子ども達向けのクラスや
親子クラスを開催するにはなかなか至りません。 
場所も サポーターさんもたくさん必要で、今の私には難しい・・・ごめんなさい。

開催したとしても障がい児、者は自身で外出することも困難なのでそこに来ることすら難しい。

活動してるようでいて、実はとても心苦しい。

そういう点からも、間接的にでも 子ども達にハンディキャップヨガが流れていけば嬉しい。
学校でのハンディキャップヨガ活動、 これからもう一歩 踏み込んで行こうと思っています。

※参考までに 自立活動での その他の様子

・ストレッチ、可動域を大きくするために身体を動かす
・立位、歩行
・手押し車
・腹筋
・たまには 計算や 本読みなど 

その都度、個々に必要な要素と体調、気分、などでいろいろとやって下さっていますが、肢体不自由児の場合は 
やはり身体的なアプローチに多くの時間をかけているようです。

このシリーズ 続けてみようと思います♪ 

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