第8回W園/肢体不自由者の方のヨガ
肢体不自由者さんの施設ヨガの日・・・
いつもとても楽しみに待ってくれている人がいます。
最初の頃は私達が到着する頃はお玄関で待っていてくれました。
その頃は私達を見ると
「ヨガが来た〜〜」と言ってくれてました。
夏ぐらいから、暑いのに駐車場で待ってくれるようになりました。
その頃からお気に入りの先生の名前を覚えてくれるようになって
「●●さんが来た〜!」 と名前で言ってくれるようになりました。
そして昨日は 駐車場の前の小道を車椅子でお掃除して待ってくれていました・・・
なんという美しいお心なんでしょう・・・ 1人で車椅子で移動しながら、ほんの少しずつお掃除をされていました・・・
お名前を呼ぶと ニンマリと笑って
「●●さんは?!」 と 言います。
私 「●●さんも後から来るよ。ところで私の名前、覚えてる?」 と言うと
「知らん〜」 と 言われちゃいました。 ●●さん大好きなようです。正直です。
ですが 私の名前も何度も言っておきました。笑)
小道に 等間隔に集められた砂
その箒(ほうき)が、もう短くなって、広がって、施設でいつもお掃除をして、大切に使っていて・・・ということのあらわれに見えました。
まだ時間に余裕があったのと、お掃除を見ていたり、なんとなくお庭を拝見していたらステキな樹木がたくさんありました。 8ヶ月前にも確実にあったはずなのに、見たこともなかったなぁ。
クスノキ
赤いかわいい実
いろいろな由緒正しい樹とか 流木の歓迎とか 笑)
レッスンは今日もたくさんの方が集まってくれました。(自主的参加です)
あることがきっかけでちょっとヨガが苦手になった方が居たんですが(汗)
前月はお休みされて淋しいというか、責任を感じるというか、今日は
「この前、サボったからな!」と言いつつ 来てくれました。よかった。
前月、ブランケットがあったほうがよいというお話をしました。
寒ければかけますし、腰や膝裏にはさんだり・・・プロップス代わりにもなります。
ということで、今日はブランケットを新しくたくさん購入してくれていました。
みんな大喜びで足に巻いたり、寝ころんでかけたり、ふわふわが気持ちよく、ほおずりしたり、頭からかぶったり大はしゃぎです。
「昼寝ちゃうで!笑) 今からヨガやで!!」 と 職員さん。
こちらのヨガでは3つの柱に沿ってレッスンをすすめていますが、とても難しい部位があります。
産みの苦しみがありつつ、手応えもありつつ、笑いもありつつ、ボケとツッコミもありつつ・・・レッスンは進みました。
今月は、リクエストにより、15分の延長で75分。
集中力が途切れる人も居たり、じっくりと味わった人も居たり、頑張ったのでシャバーサナではぐっすり寝ていた人も。
目が覚めた時、目を丸くしていました。
一方で体調が悪い方もおられて少し気分が凹みがちという場面もありました。
頑張ったら急に身体の緊張が強くなった方。
頑張ってひっくり返っちゃったという人も。
油断大敵です。サポートの仕方もまた再度、初心にもどって。
「今日はお兄ちゃん(うちの息子)は?」 と聞いてくれた人が居ました。
「風邪でお休みなのよ」 というと、「残念、会いたかったな♪」 なんて言ってくれたり。
人と人としての距離がとても縮まったなぁと感じました。
ミーティングではハンガリーの障がい者の訓練、ドイツの教育原理法、ヨガの哲学が入り交じったお話となり、壮大でした。
職員さん達は本当に物知りで、教えていただくことばかりです。
国や方法は違えど、身体や心にいいことは、通じてることがいろいろあるねぇ。と みんなで言っていました。
来月は早くも12月
楽しい話しも持ち上がり みんな ニンマリで解散となりました。
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