第11回/W園肢体不自由の方のヨガ
1月のヨガは月末だったので、またすぐに再会となりました。
今日はリレー形式でのヨガレッスン。 大きな声を出す、肩甲骨を棒で動かす、座骨を動かす。棒を動かす時に 空で自分の名前を書きました。 すると、大好きなハンディキャップヨガのサポーターさんでお休みの方の名前を書いた利用者さんがいました・・・
「また 会いたいな」とのことでした。ありがとう。
今日は 一部の方にストラップを使ってもらいました。
半身に麻痺のあるSさんです。 ヨガ棒でもよさそうなのですが、まだまだ そこまで腕をあげることができません。 体格もかなりがっしりとされていて、重い!
今日は、ストラップに手首をかけて、自分の反対側の手でひっぱったり、重力でゆっくりと伸ばしたりということをやってみました。 積極的に挑戦してくださいました。
これから ストラップの形状も使い方も進化していけたらいいなあと思っています。
ストラップの制作はもちろん branch工房さんです → リンク
これから もっと ユニバーサルデザイン的なストラップができるといいね と 2人で話しています。
また 職員さんから
「ヨガで身体を動かすときに 説明が多くて、ちょっと難しい」 と ご指摘がありました。
「(横向きに寝た姿勢で) 上になっている足を一歩前に出して・・・」
なんて説明したのですが、彼らにはわかりにくい、自分も一生懸命考えた! とのこと。横向きだから 前の人の様子とか 見えないし。
なので
「例えは違うかもしれなけれど、 種から芽が出て、花が咲くように・・・っていう表現とか使ったらどう? ヨガでは 難しいの?」
なーんて 言われました。
そっか。
木のポーズなんかは 手を上げた時に、手のひらが葉っぱだとイメージしたり、さんさんと太陽のエネルギーを浴びるように・・・って言いますし。
普通のレッスンとなんら 一緒でいいし、 ついつい 難しく 骨やら、なんやらと難しいことを言いがち、言いたくなりがちですが、 イメージ、感性 それも 同様に盛り込んでいいんだと 再確認でした。
また、今日は、以前、指導者養成講座で ちょっとハードにヨガをしてもらって それから ちょっとヨガが苦手になった人が、久々に来てくれました。
なんと 再来月から、施設を出て1人暮らしをされるのだそうで、これを福祉用語で「地域移行」というのですが、
「自分1人でできるヨガを覚えて やらんとあかんしな」
と 見たこともないほど 頑張っておられました・・・ その一生懸命さに心を打たれました。
地域に ハンディキャップヨガが広がって行けるようにも活動しなくちゃいけないな・・ そう思いました。
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